日米の研究チーム、ヒトの皮膚から万能細胞の培養に成功 | WIRED VISION
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生物学的錬金術が先例のない飛躍を見せた。2つの研究チームが、ヒトの皮膚細胞を、物議をかもしている胚性幹細胞(ES細胞)と同様の医学的有望性を秘めた幹細胞に変化させることに成功したのだ。
京都大学の山中伸弥教授[山中氏に関しては、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の教授になるという8月16日付けのプレスリリースがある]と、ウィスコンシン大学のJunying Yu氏が それぞれ率いる研究チームは、4種類の新しい遺伝子を、ウイルスを使って皮膚細胞に組み込んだ。この操作によって再プログラム化された細胞は、人体のほと んどすべての種類の細胞に変化できる性質を持つようになった。これはES細胞と同様の性質で、将来は変性疾患の治療、新しい臓器の培養、手足の代替にまで 利用される可能性がある。
カリフォルニア州のクローニング企業、米Advanced Cell Technologies社のチーフ・サイエンティストであるRobert Lanza氏は、「幹細胞の新時代の始まりだ」と述べた。「探し求めていたものだ。鉛を金に変えるようなものだ」
今回の技術の本質は、成熟した細胞を胚のような状態に戻すところにある。